マテリアリティ(重点課題)

マテリアリティ特定プロセス

STEP1 SDGs検討の開始

部門横断の「SDGs推進チーム」(当時)を編成し、SDGsの理解・検討を開始

STEP2 事業とSDGsの関連性確認

貴金属事業、環境保全事業といった資源の有効活用や環境負荷を軽減する、当社の事業活動そのものが持続可能な社会の実現(サステナビリティ)に貢献するという考えのもと、各事業とSDGsの17のゴール、169のテーマとの関連を網羅的に確認し、リスクと機会の両面で整理

STEP3 重点テーマ・KPI案の検討

重要度の高いものについて各部門責任者と協議を実施し、2030年までの重点テーマとKPI案を作成

STEP4 SDGs重点テーマの決定

取締役全員で重点テーマとKPIについてディスカッションを行い、当社グループが取り組むべき課題を決定

SDGs重点テーマ/優先的に取り組むべき課題

事業マテリアリティ

貴金属リサイクルの拡大

世界の金の供給量のうち、約4分の1はリサイクル由来の金によってまかなわれています。リサイクル由来の貴金属は採掘を行わないため環境への影響が少なく、繰り返し利用できるためサステナビリティに貢献しています。また、さまざまな分野に欠かせない貴金属の安定供給のためにも重要な役割を果たしています。

※GOLD FOCUS 2022より

※1金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウムの合計量

※2金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウム、銅のリサイクルによる削減効果

目標 2023年度実績
2030年までに貴金属リサイクル量※1300t達成 231t
CO2の削減効果※283.7万t-CO2達成 60.0万t-CO2

取り組み事例・参考

人・社会・環境にやさしい貴金属供給

あらゆる産業において欠かせない存在である貴金属は、採掘・生産、流通においてさまざまな社会的課題を抱えています。貴金属の調達や供給を行う事業者は、それらの課題が助長されないように配慮することが求められています。わたしたちが供給する金や銀は、LBMAガイダンスやRJCの厳格な審査基準をクリアし認証を得ている人・社会・環境にやさしい貴金属です。今後もいっそう、倫理面、社会面、環境面に配慮した事業活動・取り組みを続け、貴金属の供給を通じて責任を果たしていきます。

※LBMA:ロンドン貴金属市場協会(The London Bullion Market Association)

CO2排出量の削減

気候変動は深刻な問題となっています。当社は各拠点での省エネルギー活動や次世代カーへの切替、CO2低排出量電力プランへの切替等を通じて、当社グループ全体でCO2排出量の削減に取り組みます。

目標 2023年度実績
2030年までにCO2排出量(Scope1および2)2015年度比63%削減達成 31%削減

取り組み事例・参考

人材育成・SDGsへの貢献

ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実

働き方改革・健康経営・ダイバーシティ推進等により、多様な人材が活躍できる基盤を充実させて、働きがいの向上に努めます。

※当社は「選択的週休3日制・年10日指定休制」を導入しており、指定休を含めた「年休および指定休取得率」は80.7%です

目標 2023年度実績
毎年度インターバル勤務実施率100%達成 99.99%
2030年度末までに女性管理職比率7.0%達成 5.0%
2030年度末までに障がい者雇用率法定雇用率以上の雇用率を満たす(法定2.3%) 3.6%
2030年度までに年次有給休暇取得率70%達成 58.8%
2030年度末までに男性育児目的休暇取得率100%達成 76.9%

SDGs活動の奨励・支援

個人・グループによるボランティア活動等、本業以外でSDGsに貢献する活動を「AREホールディングスSDGs活動」として奨励・支援しています。17すべての目標を対象とし、多くの従業員が身近な活動からSDGsに貢献しています。

活動実績・事例(2018年以降)

のべ報告件数346件

活動事例

  • 地域イベントの運営
  • 子供服・ランドセルなどの寄付
  • 災害復興ボランティア(広島、岡山、熊本、福岡、大分、佐賀)
  • 清掃活動への参加
  • CO2削減活動(ノーマイカーデー、森林管理)

など

取り組み事例・参考